(社)全防啓「ぜんぼうけい」です。犯罪からあなたの生命・身体・財産を守る、防犯啓蒙活動を行なっています。

イスラエルとパレスチナ

イスラエルとパレスチナ

 イスラエルとパレスチナに行ってきた。20歳のときに初めて海を渡ってから、長い時間をかけて世界中の国々を歩いてきたが、その99カ国目がイスラエル、100カ国目がパレスチナとなった。よくもまあ、こんなに多くの外国を訪れたものだと、われながらあきれてしまう。

 もうずいぶん前から、「99カ国目と100カ国目はイスラエルとパレスチナ」と決めていた。出入国が厳しく治安が不安定ということもさることながら、世界史の中心地としての「城壁都市エルサレム」こそ大トリにふさわしい――そんな思いがあった。

 エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地であり、イスラエルとパレスチナの両国とも、エルサレムを首都と主張している(しかし、国際社会はどちらの主張も認めておらず、各国は在イスラエル大使館をテルアビブに、在パレスチナ大使館をラマッラーに置いている)。

 エルサレムの地に立つと、紛争とは何か、正義とは何か、共存とは何か、そうした問いを否応なく突き付けられる。答えを見つけられないまま、エルサレムでは40回以上も奪還が繰り返されてきたという。そのあまりの重さに、たじろぐばかりだった。


立正大学教授(犯罪社会学)
小宮信夫

powered by Quick Homepage Maker 5.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional