(社)全防啓「ぜんぼうけい」です。犯罪からあなたの生命・身体・財産を守る、防犯啓蒙活動を行なっています。

オーナーのための防犯対策

オーナーのための防犯対策

所有物件に泥棒が! そうなると被害は入居者だけに留まりません。事件を知って退去者が続出すれば、経営が成り立たなくなる可能性もあります。リスク軽減のためにも、防犯対策について改めて考えてみませんか?

コストをかけなくても対策は可能。

広島市が平成26年12月~平成27年2月にかけて実施した「広島市安全なまちづくりに関する市民アンケート調査」によると、日常生活の中で犯罪に遭う不安を感じている方は、42.9%。さらに、不安を感じていると回答した方に、不安に感じる犯罪の種類を具体的に質問したところ、41%の方が「空き家などの侵入犯罪」を脅威に思っていることが分かりました。

この結果を踏まえると、入居者の多くは「防犯性の高い物件に住みたいと感じている」と言えそうです。ですから、オーナーさまが適切に防犯対策を行い、物件の防犯性を高めることができれば、入居率アップ、ひいては安定した賃貸経営が見込めるものと考えられます。

とはいえ、一口に防犯対策と言っても、多くの手法や種類があり、何から始めたらよいか分からない、というオーナー様も多いでしょう。また、防犯対策は行いたいが、コストがかかりそうで悩んでいるというおーなーさまも少なくないのではないでしょうか。

①実質的で②泥棒が嫌がる対策を的確に行うという点に留意しながら、今日からでも防犯対策を始めることが重要で、また、それほどコストをかけなくても効果的な防犯対策は可能です。

では①の実質的な防犯とは、一体どういうことでしょうか。それをご説明する前に、共同住宅(4階建て以上)における侵入窃盗の侵入口のデータをご紹介しましょう。侵入口は、玄関などの表出入口(50,9%)と、窓(35.5%)が圧倒的多数を占めています。

つまり、実質的な防犯ということを考えるのであれば、まずは泥棒のメイン侵入口とも言える、この2か所をしっかりと対策することが重要だということです。

防犯対策と言うと、オートロックや防犯カメラなど、大掛かりな設備の導入をイメージしがちです。もちろん、これらは入居者や入居を検討している方にとっては安心感のある設備であり、できれば導入すべき設備ではあります。しかし、実質的な防犯をかんがえるのであれば、それらを導入する前に、表出入口や窓の防犯性能を高めることが大切なのです。

②の泥棒が嫌がる対策については、「玄関は、1ドア2ロック以上にすることが基本。鍵を1つより2つ、2つより3つにすることで、泥棒に『侵入に手間が掛かる』と思わせることができ、防犯性が高まります。

鍵を増やす方法にはいくつか種類がありますが、コスト削減を優先するのであれば、シリンダー錠を追加する方法がおすすめ。入居者が2本の鍵を持つ必要はあるものの、簡単に、そして安価に鍵を追加できます。

窓の対策としては、泥棒は窓ガラスを割って侵入するケースがほとんどなので、ガラスを割られないようにすることが基本になります。

一般的な集合住宅であれば、既存のガラスに防犯フィルムを貼る方法を検討すべきでしょう。防犯フィルムは、既存のガラスを防犯ガラスに取り替えるよりも少ない費用で導入でき、泥棒に十分対抗できる対策となり得ます。また、防犯フィルムの施行後に、[侵入防止対策済み]などのプレートを外から見えるように貼っておくと、泥棒側も警戒するので、より効果的です。

物件をきれいに保つことも大切。防犯効果はもちろん入居率向上も期待できる

物件をきちんと管理し、明るく、美しい環境を維持することも防犯対策になります。

集合ポスト付近にチラシが散乱しているような物件や、カゴの中にゴミが溜まっている自転車が、駐輪場に多数放置されているような物件は、泥棒に狙われやすくなるのです。

きれいな環境を保つことで泥棒に『この物件はしっかり管理されているから侵入しにくそう』や、『どうせならもっと散らかっていて隙のある物件を狙おう』とおもわせることができれば、防犯対策は成功だと言えるでしょう。

また、物件をきれいに保つことは、物件の価値を高め、入居率アップや退去対策にもなりますので、ぜひ実践してください。

入居者間の交流や、近所付き合いを活発な物件にすることも、防犯対策につながります。
 「おはようございます」「今日は寒いですね」などのあいさつが、入居者間で気軽に交わせるような関係が構築できていると、泥棒が下見に来た時に、「あの人は誰?」という反応が自然と生まれます。泥棒はそれを敏感に感じ取り、その周辺での犯行を締める傾向があります。

所有物件で、交流や近所付き合いが不足していると感じているのであれば、あいさつの励行や、不審者への注意喚起を訴求するチラシを制作し、入居者に配布してみるのも良いでしょう。このチラシ1枚が、防犯対策になるのです。

警察庁のデータによると、平成27年広島県下では1年間に1102件、1日約3件もの侵入窃盗事件が発生しています。入居者の安全を守るために、そしてオーナーさまの大切な資産の価値をさらに高めるために、この機会に防犯意識を高め、対策を講じましょう。

防犯3箇条 

1、 玄関は「1ドア2ロック以上」が基本!鍵数の少ない玄関は狙われやすい。
2、 窓の防犯対策には、低コストで導入できる防犯フィルムがおすすめ。
3、 物件をきちんと管理し、明るく、美しい環境を維持することも大切。


一般社団法人全国防犯啓蒙推進機構 理事長
折元 洋己

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